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・PV
PARIS - The Cross-Over
去年から今年にかけてなんとなく流行ってた感のある水中撮影のPV。
運動・光・色、美しい映像の標本みたい。
・アニメーション
DAVID OREILLY - THE EXTERNAL WORLD
フューチャー・ショーツ・フェスティバルでみて衝撃を受けたアニメーション。
絶望的なくらいばかばかしくて、しかし知的にみえるところもあったり、不愉快なものをおもしろおかしく囃し立てているような感じ、落ち着きなくシーンが展開するめまぐるしさ、全然好きなテイストじゃないのにぐっとこさせて17分間目を離せなくさせる吸引力がすごい。
すごくいまっぽい質感だなあと思ったりする。
・映画

映画館で二回見て家でも見て原作も一気に全巻読み。ゴッドファーザー的な「一族」ものとしてもすごくよくできてると思うし、ミステリとしての密度もキャストもいい。画面がかっこいいなと思ったらそういえばデヴィッド・フィンチャーでした。
しかしダニエル・クレイグはこういう頭がよくて神経質そうな上等な男、をやらせたら右に出るものが無いですね。
それから、
007 SKYFALL

これはもう!文句なし!
・ライブ
Galaxy 2 Galaxy - Hi-Tech Jazz @ METAMORPHOSE SPRING 12
舞台の上に大きな光が満ちてるような感じ、自分と周囲のすべてがうっとりと調和する奇跡みたいな瞬間がライブにはたまにあるけど、そういう、おいしい水をごくごく飲むような多幸感でいっぱいのライブ。とにかくすごかった。会場の広さ、光の密度、音のまわりかた、夜更けの時間帯、なにもかもが完璧で忘れられない。
関係ないけどUndergroundResistanceのロゴはアーバンリサーチとそっくりですね。
・舞台
鈴木ユキオ - 崩れる頭

なんか彼は観る度に人外に近づいているというか、真っ白の羊みたいないたましさがましていて、しかしダンスはますますフラットになっていて、ぞくぞくする。生き物が孵化する様子をみているような気分にさせられるのです。
それから久々に観た金魚のダンスがかっこよくなっていた。鈴木ユキオが空気を調律するように踊るなら、彼女らは空気を攪拌して料理しようとするような、美しい調理器具みたいな踊りだった。無邪気な残酷さで場を切り刻んでいく機能性と生々しさみたいなものを感じた。
この人のダンスを観ると自分の輪郭がつるんとなめらかになる気がする。呼吸がしやすくなるというか、まっさらにされる感じ。来年の公演(特にKATHYと共演するの!)が見られないのが残念でならない。
・展示
横浜美術館 - マックス・エルンスト―フィギュア×スケープ

全体的に今年は現代アートやメディアアートよりもファインアート系の展示が充実してた印象。で、いろいろ観たけど抜群によかったのがやっぱりこれ。
静かで重いのにどこかやさしくて、夜更けにふと目覚めて暗やみの中で考えごとをしているときのような感触。展示としても品数が多いのに見やすくて、なんといっても横浜美術館のあの佇まいにぴったりだった。
ほかにはブリヂストン美術館の「ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで」もとてもよかったです。
2012年は、たくさん面白い展示や面白い仕事をさせてもらって、わりと遊び倒し、自分の中のいろんな枠組みがはずれて自由になった感じ。そして生きるために芸術が必要だという切実な衝動を、改めて/生まれてはじめて知ったような気がする。いい一年でした。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
PARIS - The Cross-Over
去年から今年にかけてなんとなく流行ってた感のある水中撮影のPV。
運動・光・色、美しい映像の標本みたい。
・アニメーション
DAVID OREILLY - THE EXTERNAL WORLD
フューチャー・ショーツ・フェスティバルでみて衝撃を受けたアニメーション。
絶望的なくらいばかばかしくて、しかし知的にみえるところもあったり、不愉快なものをおもしろおかしく囃し立てているような感じ、落ち着きなくシーンが展開するめまぐるしさ、全然好きなテイストじゃないのにぐっとこさせて17分間目を離せなくさせる吸引力がすごい。
すごくいまっぽい質感だなあと思ったりする。
・映画
映画館で二回見て家でも見て原作も一気に全巻読み。ゴッドファーザー的な「一族」ものとしてもすごくよくできてると思うし、ミステリとしての密度もキャストもいい。画面がかっこいいなと思ったらそういえばデヴィッド・フィンチャーでした。
しかしダニエル・クレイグはこういう頭がよくて神経質そうな上等な男、をやらせたら右に出るものが無いですね。
それから、
007 SKYFALL
これはもう!文句なし!
・ライブ
Galaxy 2 Galaxy - Hi-Tech Jazz @ METAMORPHOSE SPRING 12
舞台の上に大きな光が満ちてるような感じ、自分と周囲のすべてがうっとりと調和する奇跡みたいな瞬間がライブにはたまにあるけど、そういう、おいしい水をごくごく飲むような多幸感でいっぱいのライブ。とにかくすごかった。会場の広さ、光の密度、音のまわりかた、夜更けの時間帯、なにもかもが完璧で忘れられない。
関係ないけどUndergroundResistanceのロゴはアーバンリサーチとそっくりですね。
・舞台
鈴木ユキオ - 崩れる頭
なんか彼は観る度に人外に近づいているというか、真っ白の羊みたいないたましさがましていて、しかしダンスはますますフラットになっていて、ぞくぞくする。生き物が孵化する様子をみているような気分にさせられるのです。
それから久々に観た金魚のダンスがかっこよくなっていた。鈴木ユキオが空気を調律するように踊るなら、彼女らは空気を攪拌して料理しようとするような、美しい調理器具みたいな踊りだった。無邪気な残酷さで場を切り刻んでいく機能性と生々しさみたいなものを感じた。
この人のダンスを観ると自分の輪郭がつるんとなめらかになる気がする。呼吸がしやすくなるというか、まっさらにされる感じ。来年の公演(特にKATHYと共演するの!)が見られないのが残念でならない。
・展示
横浜美術館 - マックス・エルンスト―フィギュア×スケープ
全体的に今年は現代アートやメディアアートよりもファインアート系の展示が充実してた印象。で、いろいろ観たけど抜群によかったのがやっぱりこれ。
静かで重いのにどこかやさしくて、夜更けにふと目覚めて暗やみの中で考えごとをしているときのような感触。展示としても品数が多いのに見やすくて、なんといっても横浜美術館のあの佇まいにぴったりだった。
ほかにはブリヂストン美術館の「ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで」もとてもよかったです。
2012年は、たくさん面白い展示や面白い仕事をさせてもらって、わりと遊び倒し、自分の中のいろんな枠組みがはずれて自由になった感じ。そして生きるために芸術が必要だという切実な衝動を、改めて/生まれてはじめて知ったような気がする。いい一年でした。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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